というのが、各ブログやmixi、Twitterなどでの私の自己紹介のキャッチフレーズになっていますが、この素晴らしい石たちとの出会いも、実は成り行きなんですね。
石たちとの出会いをご説明するのに欠かせないことがたくさんありますので、
長くなってしまいますが。実はもともと石には全く興味も縁もなかったのですが、きっかけは20年で30回の転職の末の最後のサラリーマン時代に、「バシャール」と「ソース」という2冊の本と出会い、「ワクワクすることを明確にして、やりたいことだけして生きる」と決めたことからでした。
「ワクワクすることをしていると望むものが引き寄せられる」というバシャールの言葉。それを実践するためにワクワクすることを明確にしてくれたのが「ソース」というプログラムです。2000年にソースを受講し、2日間でワクワクの要素を拾い出す「ソースワークショップ」によって明確になった、私が本当にやりたいことのひとつが、
「誰も知らない情報や、誰も持っていないモノを、求めている人に、そっと教えること」だとわかりました。その後、2001年にその「ソースプログラム」の公認トレーナーとなり、私のまわりは、ワクワクで生きている人たちでいっぱいになりました。
私は自身も含めて、ワクワクで生きている人たちを総称して、尊敬と親しみを込めて「変な人」と呼んでいるのですが、私のワクワクの中にもうひとつ、「変な人と変な人を繋いで、新しいものを生み出す」というのがありまして、その一環で「変な人交流会」というイベントを2005年からはじめました。このイベントは今でも時々開催していますが、歌いたい人は前で歌ってるし、踊りたい人は踊ってるし、占いやカード、ヒーリングやってる人や、マッサージをやってる人、手品やってる人もいれば、食にこだわっている人が完全オーガニックの食事を提供していたりなど、ワクワクで好きなことをやって生きている人たちが毎回たくさん集まって交流する、とても楽しい大人の文化祭のような感じなのです。でも、私は特に歌も手品もできないし、カードも占いも何もできないので、いつも受付に座って、いろんな人とお話していました。
その「変な人交流会」の2006年4月開催の時に、会社経営もされてる経営コンサルタントのような方が来られて、「山田さんオモロイ会やってますねー、これ儲かってます？」って言われました。楽しみだけでやってたので、商売とかビジネスの感覚は全くなかったのですが、「それはもったいない。これだけ素晴らしい方々が集まっているんだから山田さんも何か提供したら？」って言われたんですが、「僕は何もできることないですよ」と言うと「何か売る物とかないんですか？」と言われました。
全くピンとこなかった私は「じゃあ、ここにいる人たちに向けて何を売ったらいいと思います？」って逆にお聞きしたんですね。そうすると、「そうだな〜。変な人ってタイトルだけど、ここには美しい女性が多いし、ちょっとスピリチュアル系が好きな方も多い…。今だったら、天然石とか流行ってますけどねえ…」との答えが。「天然石…」と聞いて、僕はひとりの人物を思い出しました。インドに30年来瞑想とかしに行ってる知人がいて、その数年前、「サラリーマンがイヤでイヤで」と言う私に、「インドからたくさん天然石が入るんだけど、扱ってみない？」と言われていたのです。でも全く石に興味のなかった私は当時全く反応しませんでした。「変な人交流会」でのコンサルさんとの話から思い出したその知人の連絡先がまだ残っていたので、すぐその場で連絡してみました。すると「すごく綺麗な石がいっぱいあるよー。来週沖縄にいるから見においでよー」と言われました。「じゃ行きます」と翌週沖縄に行ったのでした。
その時は、石よりも、その知人に会えることと沖縄に惹かれて行ったのですが、実際に石を見てホントに綺麗だなーと思いました。「でも石の名前なんて知らないし、意味なんてわからない…」「これ、扱うって言ってもそんなこと勉強するのはワクワクじゃないし…」
と思いました。そんな私に知人は、いろんな石を手にとりながら、「こんな石、日本人誰も見たことないよー」「どの天然石屋さんにも売ってないんだよー」「僕は石たちといるのがホントに幸せなんだ〜 」と石の話を語りました。
「どこにもない…。誰も見たことない…」っていうフレーズが私のワクワクの琴線に触れました。
「ワクワクすることはすぐその小さな一歩を踏み出す！」という「ソース」の知恵に沿って、すぐその石たちを買って帰り、その次に開催した「変な人交流会」で皆さんにお見せしたところ、女性たちにきゃあきゃあ言われ大人気で…（石がですよ）
「手磨きだから波動が全くちがう」
「私、結構石マニアだけど、見たことない石がいっぱい」
「商売ルートで来てないから、悪いエネルギーが一切入ってない」
「ホントにピュアなエネルギーの子たちだわー」
など、会場にいたスピ系の女性たちから絶賛の声があがりました。それから、「手磨きの石たちに、穴を開けたりせずに、石の魅力と力を
そのままに、アクセサリーとして身につけられる、ワイヤーアート」というのをやっている素敵な女性に沖縄で出会い、大阪へお招きして、「天然石ワイヤーアート教室」を開催していただき、私と妻とふたりで習いました。
半日で3パターンを習ったのですが、本当に手先が不器用な私でもとりあえず、3つのアクセサリーが完成したのには驚きました。しかし、私には、細かい手作業のワクワクは全くなかったので、それからは全く作らず、反対に私の妻は、夢中になってそれからもお気に入りの石を見つけてはアクセサリーをどんどん作っていました。
その後、妻が口コミでどんどん依頼を受けて、「天然石ワイヤーアート教室」をあちこちで開くようになり、彼女は、ワイヤーアート加工を懇切丁寧にお教えするプロとなっていきました。
それからは口コミで求められる人のところへ、リュックサックに石を入れて運んで届けるようになり、ワイヤー教室を依頼されるところには
夫婦で出かけて教室を開催し、「天然石ワイヤーアート教室」の受講者数は3年半ほどで約300名様に達していました。
思い返せばもともとのお話が「良質の水晶が大量に格安で入るよ」というお話だったなら、間違いなく僕は石を扱っていなかったと思いますが、「あまり誰も知らない情報を、喜んでくれる方にこそっとお教えしたい」という私のワクワクの源を「ソース」のおかげで明確にできていた時に、レアな「手磨きの石たち」と、当時はあまり一般的でなかった、「ワイヤーアクセサリー」と出会った宇宙の絶妙なタイミングのおかげで今の流れにのっています。まさにこれが「成り行き人生」の結果のひとつとなりました。
その後、2007年9月に芦屋にサロンを開き、現在は自宅のある京都と芦屋のサロンを拠点に、全国の方々にお招きいただき、石たちと一緒に旅をさせていただいています。
今では、全国各地に「手磨きの石」を扱っていただいている方々や「天然石ワイヤーアート教室」受講がきっかけで、各地で教室を開いている方々がどんどん増えていて、石たちのおかげで本当に素敵な方々とご縁をいただいている毎日です。
私自身「成り行き人生」なので、これからどうしたいという夢などは特にありません。私は、「石を使ってどうビジネスを展開したいか？」などとおこがましいことは考えていません。
相変わらず石についての知識もさほどなく、逆にお客様にいろいろ教えていただいている私ですが、ただただ、この素敵な「石たちの意志」をできるだけ邪魔することなく、石たちが、行きたいところへ行くのを助ける「チャネルになる」ことだけを思っています。
私は、この地球からの贈り物を、できるだけそのエネルギーのままで、皆様へお届けさせていただき、宇宙のタイミングで導かれた皆様が、石たちと出会い、石の力を最大限に受け取られ、ワクワクに満ちた豊かな人生を歩まれるきっかけとなれば、それが私にとってこの上ない喜びです。
cabochon stone代表 山田佳樹
